沿 革
1981年 洛南共同作業所設立準備委員会発足
1984年 洛南共同作業所20名定員で開所
(所長は元洛南病院ケースワーカーの井口氏)
1985年 公的補助金が作業所に交付される
1987年 3周年記念式典開催
1991年 地主の土地売却による作業所移転問題発生 1992年 現在の場所に作業所移転
1994年 作業所開設10周年記念式典開催
2004年 作業所の定員を30名に増員 宇治田原に木工 作業場を作る所開設20周年記念式典を開催
2005年 任意団体(運営委員会)だった運営母体を NPO法人化し「特定非営利活動法人洛南福祉 会J ACS」を設立、土地を取得
2007年 国庫補助による施設整備で菓子作業室を新設
2008年 喫茶室改修と浄化槽入替工事を行う、障害者 自立支援法に定める就労継続支援(B型)事 業を開始(40名定員)地域活動支援センター 「むすび」開設(4月)
らくかふぇ開店(5月)
2009年 地域活動支援センターむすびが「らくか ふぇ」2階に移転 相談支援事業開始洛南共 同作業所設立25周年チャリティー絵画展開 催
2010年 作業所建物改修 自立訓練(生活訓練)事業 開始 相談支援事業所を独立させ「つなぎ」 と命名京都府から精神障害者退院支援(地域 移行支援)の事業委託を受け、つなぎが担当 する
2011年 退院支援事業が制度移行(地域移行支援事 業)により委託事業としては終了。
ひきつづき新制度の元事業は継続。
2012年 指定相談支援事業を「つなぎ」で開始。
2013年 生活訓練事業休止。地域移行支援事業(退院 支援事業)休止。
2014年 4月生活訓練事業廃止。就労継続支援B型事 業所の定員を20名に変更。
2015年 11月洛南共同作業所設立30周年記念事業開催
「精神障害者」(精神保健福祉サービス・ユーザー)が、人として尊厳を保ち市民としての社会的権利を享受し、主体的に社会参加と協働ができるように、事業所運営、精神保健福祉活動への協力等の事業活動を行い、「精神障害者」の福祉に寄与することを目的とする。
①地域共生の推進
地域に奉仕し、地域からパワーをいただき、地域と共にある法人を推進していきます。
②ソーシャル・アクションの拠点づくり
市民が精神疾患を「ふつうの病」と捉え、精神保健福祉を普段着感覚で受け入れられる土壌を作ります。
③当事者主権のさらなる推進利用者が、自身の人生目的を表明できるよう支援します。当面の目標を設定し、計画を立て、適宜点検しつつ実施し、自己評価を行います。その際専門職は、どれだけ本人の主体性を実現できたのか、点検評価します。
④働き甲斐のある職場作りの推進
明るい雰囲気と、建設的意見を交換できる土壌をつくります。キャリアパスを明示し役割と権限を明確にしていきます。
⑤有効で革新的な社会参加の方法の開発
企業精神とセンスを大胆に導入し、新たな独自製品の開発に取り組みます。
従来の作業所のイメージを払拭して、思い切った発想転換にチャレンジします。
洛南共同作業所は、精神障害の方を対象とした小規模作業所(共同作業所)として1984年に開所しました。精神障害の方が利用できる社会資源がほとんどない中で洛南病院ケースワーカーと家族会が中心となって設立しました。京都府下では20年以上の歴史をもつもっとも老舗の作業所のひとつです。
2008年3月に無認可小規模作業所から障害者自立支援法(現障害者総合支援法)に定められた事業所(就労継続支援事業B型)に運営形態を変えています。また、地域活動支援センターⅢ型を同時に開設し、作業がなくても利用できる居場所を作りました。 事業移行にあわせて施設の改修工事も行い、近隣店舗で喫茶店(らくかふぇ)の経営も始めています。また、相談支援事業にも着手し、山城北圏域での退院促進事業を2年間にわたり担うなど、法人として精神保健福祉活動に多角的にとりくむようになりました。